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光のバランスとして各コーナー間の明るさに差をつけることを提案しましたが、
その際に注意しなければならないのが、光や熱による障害です。 ショーウィンドウやメインディスプレイ・ステージでは、ベース照明の照度の 6~9倍もの演出照明がなされることもあります。 この場合、使用する器具や光源の特性と展示物の組合せによっては、熱や光に よる障害が発生するケースもまれにあるため注意しなければなりません。 これらの各コーナーのディスプレイ照明は、先に述べたサバンナ効果と連動して、 ディスプレイと照明による視線誘導効果と相乗し、お客様の回遊促進効果が 期待できるとされています。 商い繁盛館相談員 山田悦央(株式会社ピクデザイン事務所)
住宅には5月31日までに火災警報器を設置することが義務付けられています。
火災警報器とは、室内で火災が発生した場合、火災の熱を感知してブザーが鳴る しくみになっています。 室内には、このような火災警報器も必要ですが、本来火災が発生する前に室内で 発生した炎を食い止めなければなりません。 火災が発生すると、炎は火元から上がり壁や天井に燃え移ります、この炎を防ぐには 壁面や天井を燃えにくい材料で仕上げることが一番と考えられます。 この燃えにくい材料とは、一般に「不燃材料」「準不燃材料」「難燃材料」などと 呼ばれている材料で、このような材料の使用を義務付けることを内装制限といいます。 内装制限には 百貨店・マーケット・展示場・ホテル・などの上層階や一定規模以上の面積の室内、 特に避難経路になりうるような廊下・階段などに、厳しい制限を設けています。 (ただしスプリンクラーなどが設置している場合は内装制限の適用から除外される場合も あります) しかし大型の店舗だけではなく、一般の店舗にもこのような火に強い材料の使用を お薦めいたします。 ※参考資料 不燃性能に適合する時間が 不燃材料 火災による火熱が加えられて20分間延焼拡大を防ぐ 準不燃材料 火災による火熱が加えられて10分間延焼拡大を防ぐ(通常避難を終了できる) 難燃材料 火災による火熱 が加えられて5分間延焼を防ぐ 商い繁盛館相談員 前田 泰弘(オフィスマエダ)
給排水設備工事
設備備品として客に焙煎珈琲の提供を目の前で実演としての演出が必要であったので、 接客カウンター側にすべてを配置しました。 浄軟水機→二層シンク→手洗い→製氷機までは給排水の関係で配列→コンロ台→ 作業兼台下冷蔵庫→レジ台と配置 後方には作業台高さ900mmの上にトースター、珈琲メーカー、ケーキ用オーブンレンジを設置。 一人でも切り盛りできるよう動線および作業範囲を効率よく配置し、またガス給湯器は 16号で外部設置にし,燐堺との兼ね合いから排気を上空に向ける気配りも考慮。 空調設備は動力を使用し、2ヶ所噴出しにより効率よく機能しています。 また、自家焙煎室は、将来珈琲ロースター3kgの焙煎機設置予定の為に 2,500mm×1,880mmのスペースを確保し十分に対応できるようにしました。 換気も音や臭いが極力抑えるよう考慮し、化粧室は洋式でありながら内装はじゅらく系で、 洗面台は木目調、手洗いは半自動式信楽焼きの落ち着いた和風の雰囲気に仕上げました。 ミズ廻りの会所はプライベートルーム兼オフィス内に設置、将来ランチ等必要に迫られた場合の ために、グリストラップを後付けできるようにも設定しています。 設備関係には、当初からしっかり準備し投資も必要ではありますが、新規開業の場合は 予算設定の関係上、十分な予算計上には無理が生じます。 その為には、将来を見据えてのレイアウトなり準備が必要になってきます。 商業施設士と事前の打ち合わせが必要です。 商業施設の経験豊かなエキスパートの商業施設士にトータル的に相談されては如何でしょうか。 商い繁盛館相談員 井上 徹朗(H・I・M デザイン)
前回に、防火地域や準防火地域内で義務づけられている耐火建築物や準耐火建築物の
話をしました。 私たちは、耐火建築物と言えばなんとなくコンクリートや石造りのイメージをもっていると 思いますが、耐火建築物を一言にいうならば、火災後も建物を修繕して再利用できるような 建築物であり火災に耐える建物といえます。 (4階建て以下の建物では1時間の火災に耐えられること) では、準耐火建築物とは耐火建築物の比べ緩やかな基準になり火災後の再使用まで 考えていない建築物(45分の火災に耐えられる)となります。 しかし、耐火建築物、準耐火建築物とも通常の火災での延焼を抑制するために必要とされる 性能や構造が必要になります。 たとえば店舗の場合は木材の使用が多いので、木造建築物について話をいたしましょう。 準防火地域内に建てる木造二階建てや平屋の場合 ○屋根 不燃材料で造る、又は準耐火構造とするなど、通常の火災による火の粉により、 防火上有害な発炎をしない材料に指定されています。 ○外壁 延焼の恐れがある部分については防火構造とすること。 ○軒裏 延焼の恐れがある部分は防火構造にすること となっております。 そこで、防火構造などにするために必要な建築材料の不燃材料、準不燃材料、難燃材料の説明は 次回にいたします。 商い繁盛館相談員 前田 泰弘(オフィスマエダ)
5.実施設計 設備→設備設計 省エネ設計 エコ
電気設備:従来の白熱電球で設計していたものを今回の喫茶店ではLEDにて設計しました。 その比較をして見ましょう。 ・白熱球 ランニングコスト:電気容量 白熱球35台 合計1,950w 年間電気料金+年間交換ランプ費=¥239451×5年=¥1,197,255 イニシャルコスト:ダウンライト+ダウンスポット33台+スポット2台=¥355,150 ランニングコスト+イニシャルコスト(メーカー希望小売価格) 5年=¥1,552,405/10年=¥3,3104,810 ・LED ランニングコスト:電気容量 LED35台 合計333.6w 年間電気料金+年間交換ランプ費不要=¥54,460×5年=¥272,300 イニシャルコスト:ダウンライト+ダウンスポット33台+スポット2台=¥355,150 ランニングコスト+イニシャルコスト(メーカー希望小売価格) 5年=¥939,400/10年=¥1,878,800 ■ ランニングコストの算出においては、1日12時間点灯と、年間点灯時間4.380h・ 電気料金21円/kwhとします。 ■ LEDはランプ定格寿命40.000時間、白熱球はランプ定格寿命2.000時間でメーカー提示に よります。 上記のように数式に表して行くとわかりやすいと思います。 店舗の予算組みの際次回店舗改装までの期間を入れて考えられてはいかがでしょうか。 照明工事にかかわらず、すべての材料設備においても言えることです。 商い繁盛館相談員 井上 徹朗(H・I・M デザイン)
照明環境を決定する要素の第二番目は、光のバランスです。
もし、店舗の空間全体がどこもかしこも同じ明るさであったとすると、なんとも味気ない 空間になってしまいます。 ここで求められるテクニックは、店舗内の各コーナー間で明るさに差をつけることです。 最も一般的なものは、ディスプレイに対して、ベース照明の照度の2~3倍程度の 明るさスポットライトを当てることです。 これにより視線を引き付ける効果が生まれます。 さらに、メインディスプレイに対して、3~6倍の明るさの差を付けると、 さらなる引き付け効果が生まれるのです。このようにディスプレイに対する演出照明によって、 商品のさまざまな表情や見せたいものの表現、売りたいものの積極アピールをするわけです。 商い繁盛館相談員 山田悦央(株式会社ピクデザイン事務所)
4.実施設計 家具内装の素材
フロント廻りはナラ無垢材でオスモ塗料使用、柱80*80・巾木100*70・鴨居70*70材質は 共にナラ無垢材使用し、フロントガラスは8ミリガラス透明でブロンズシリコン仕上げとした。 フロント天井壁はアイカのジョリパット和風色、外部床はタイル張りで中央ランダム割りの モザイク貼り、店内床は給排水の為200上がりに設定し、束及び床材は万協FR+20ミリ パーチクルボードの上5.5ミリ合板貼り下地、仕上げ材タジマ塩ビウッド古材風の縦貼りとする。 壁面・間仕切り壁は軽量鉄骨LGS下地12PBの上不燃材クロス、ワラ素材入りクロスやジョリパット風 クロス・ジュラク風クロスと要所に貼り分ける。 天井は梁部分を生かし、又厨房は排気ダクトや美観の関係からも下り天井としアクセントに クロス貼りわけとする。 カウンターは天板はナラ材無垢集成材使用し見付部分はアールをとり染色CL仕上げ、腰部分は 給水・ガス配管仕込み合板ケイカル板とし、客側はローズウッドのメラミン底目地貼りとする。 建具はメーカー使用、バック棚は天板ナラ無垢集成材染色CL仕上げ他ポリ&メラミン仕上げとし、 引出、開き戸で収納スペースを確保。 焙煎室はサッシ引き違い戸及びスクリーン側はナラ無垢材オスモ塗料仕上げとし、 焙煎の付着を最小に留めるように素材を吟味した。 全般的に和風素材を使用し、お客様をおもてなしできゆっくりくつろげる様工夫した。 商い繁盛館相談員 井上 徹朗(H・I・M デザイン)
冬になりますと火災の発生のニュースが多くなります。
そこで、ここは≪防火地域≫であるという言葉を聞かれたことがあると思いますが、 この防火地域とはどのようなものでしょうか。 都市計画法では「市街地における火災の危険を防除するため定める地域」と規定されており、 防火地域と準防火地域の二つがあります。 さらに建築基準法で、この地域の建築物を「防火性能を満たす建築物にするよう」に制限しています。 ●防火地域 駅前の商店街や大規模な商業施設など、災害が起こると大惨事になるような地域や場所、 災害時に緊急車両の通行が確保されなければならない地域などに指定され、防火上の規制が 一番厳しい地域です、したがって建築物は耐火建築物に原則です。 しかし平屋か2階建てで100㎡以下の面積の場合、準耐火建築物にすることが出来ますし、 平屋の付属建築物で面積が50㎡以下の場合耐火建築物にしなくともよい場合があります。 ●準防火地域 一般に準防火地域は防火地域の外側が多く、木造の3階建ても可能で、建築物は防火地域の 規制より緩やかになっております。しかし規模の大きな4階以上の建築物で延べ面積が1500㎡を 超える場合は耐火建築物にしなければなりません。 しかし、3階以下で面積が1500㎡以下の場合、準耐火建築物で済ませられます。 そして適用除外として主要構造部不燃材料で作られたもので、卸売市場の上屋、機械製作工場 など、火災発生の恐れが少ないものなどは耐火建築物にしなくともよいようです。 このような防火地域や準防火地域に建てる建築物はそれぞれの地域でその構造がどのように しなければならないか決められております。 商い繁盛館相談員 前田 泰弘(オフィスマエダ)
商品演出照明は読んで字のごとく、商品を際立たせ演出をするための照明です。
ただし、演出照明の役割は、明るさの変化だけを与えるのが目的ではありません。 商品それぞれの魅力を最大限に演出することにより、お客様の視線を引き付けることから 購買への意欲を促進させ、商品を買っていただくことが最終目的となります。 したがって商品によっては明るさ以外に、商品の見え方に対して気を配らなければなりません。 例えば高級品などの場合は、商品の輝き感が演出の重要な要素となります。 商品演出照明のテクニックとして、什器の外部から商品に対して全面から照明する手法ばかり でなく、什器の棚の下に照明を取り付けて商品の近傍から照明する方法も効果的に用いられます。 また、什器の展示商品の後方や下面に照明を組み込んで、商品を浮かび上がらせて演出する方法 なども効果的な演出テクニックのひとつです。 商い繁盛館相談員 山田悦央(株式会社ピクデザイン事務所)
3. 実施設計 平面レイアウト
平面構成は間口4500奥行き12000の56㎡(17坪)で中規模店であり、 コンセプトは和風調を基調に自家焙煎 珈琲店として香り豊かな味わいを醸し出すべく 客室のレイアウトを考え、自家焙煎した珈琲を客の目の前ですぐ提供出来るよう接客を優先し、 カウンター席を重視した。 間口を5700確保し、天板は楢集成無垢材奥行きも600とゆったりとした8人掛けで 高さもくつろげ易いように760に設定した。 厨房は対面の為カウンター下に浄軟水器+二層シンク+手洗い器+製氷機+ガスコンロ+ 台下冷蔵庫兼作業台を設置。 バック棚は食器等収納の為、間口3500で引き出し及び開き戸可動棚を設けた。 上部は食器、ボトル,ミル等の展示の為オープン式に設置、天井よりダウンスポットで 照らすテーブル式は、平面の構成上二人掛けだけになったが、どうしても四人掛けが必要で 二人席×4Setと四人掛け×1Setが確保できた。 合計席20席 あと1Setスペースあり、一番のメインは自家焙煎機をフロントに設け外部より 自家焙煎の実演が見えるよう強調した。これにより通行人にも目線が伺える。 フロント廻りも楢無垢材を使用し、ログハウス等に塗装している雨風に強いオスモ塗料を 染色の上クリアー何回も仕上げる。 入り口開き戸はナラ材でオスモ塗装仕上げ他は8ミリ透明ガラスで外部より 焙煎機が良く見えるよう又店内も入り易いようにした。 店舗奥にはお手洗いと対面してプライベート兼オフィスを設けた。 商い繁盛館相談員 井上 徹朗(H・I・M デザイン) < 前のページ次のページ >
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